Psalm 11

　主に私は身を避ける。
　どうして　あなたがたは私のたましいに言うのか。
　「鳥のように　自分の山に飛んで行け。
　それ見よ　悪者どもが弓を張り
　弦に矢をつがえ
　暗がりで　心の直ぐな人を射抜こうとしている。
　拠り所が壊されたら
　正しい者に何ができるだろうか。」

　主は　その聖なる宮におられる。
　主は　その王座が天にある。
　その目は見通し
　そのまぶたは人の子らを調べる。
　主は正しい者と悪者を調べる。
　そのみこころは　暴虐を好む者を憎む。
　主は悪者どもの上に網を下す。
　火と硫黄
　燃える風が彼らへの杯。
　主は正しく　正義を愛される。
　直ぐな人は御顔を仰ぎ見る。

しゅに わたしは みを さける。
どうして あなたがたは わたしの たましいに いうのか。
「とりの ように じぶんの やまに とんで いけ。
それ みよ わるもの どもが ゆみを はり
つるに やを つがえ
くらがりで こころの すぐな ひとを いぬこうと している。
よりどころが こわされたら
ただしい ものに なにが できる だろうか。」

しゅは そのせいなる みやに おられる。
しゅは そのおうざが てんに ある。
そのめは みとおし
その まぶたは ひとの こらを しらべる。
しゅは ただしい ものと わるものを しらべる。
その みこころは ぼうぎゃくを このむ ものを にくむ。
しゅは わるもの どもの うえに あみを くだす。
ひと いおう
もえる かぜが かれらへの さかずき。
しゅは ただしく せいぎを あいされる。
すぐな ひとは みかおを あおぎみる。